少し前までCMなどでもよく耳にしていたADSL。最近はインターネット接続といえば光回線、みたいな風潮がありますがADSLの現状はどうなっているのでしょうか?

ADSLとは?

ADSLは光回線が提供される以前に主流だったインターネット接続です。

ADSLは「固定電話回線を利用したインターネット」とイメージするとわかりやすいと思います。光回線が普及する前は一般家庭にも多く普及していました。通信速度は12Mと光回線の1Gに比べると遅いですが、固定電話回線を利用するので提供エリアが広いこと、光回線の3~5割程度の料金で契約できることなどの理由から根強い人気があります。

ADSLのメリットとデメリット

ADSLのメリットとデメリットとして代表的なものは次のとおりになります。

ADSLのメリット

  • 広域で提供されている
    NTT固定電話回線を利用してインターネットの送受信を行うので、電話の使える場所であればどこでもADSLを利用できます。ただしNTTの基地局から遠すぎる場所やADSL回線に「空き」がない場所は利用できませんので注意が必要です。
  • 月額料金が安い
    プランにもよりますが、2,000~3,000円/月位の費用で契約できます。光コラボ回線の一般家庭向けプランが3,000~5,000円/月程度の商品が多い事を考えると格安と言ってもいいでしょう。

ADSLのデメリット

  • 通信速度が遅い
    ADSLの通信速度(通信には「上り」と「下り」がありますが、ここではwebサイト閲覧に必要な「下り」を通信速度とします。)は12Mbps。光回線の1GbpsやスマートフォンLTE100Mbpsと比べれば一目瞭然ですね。
  • 設備の老朽化からくる物理的通信トラブルが起きやすい
    電話回線として長く使われている通信ケーブルや機器を使用するADSLは、機器の経年劣化による故障やトラブルが起きる可能性が高くなっています。しょっちゅうケーブルが破損するというようなことはまずありませんが、原因不明の通信トラブルが発生した場合はプロバイダに調査をお願いして返答を待つ以外に方法はないでしょう。

将来的にはADSLが使えなくなる?

NTTフレッツからの提供は終了予定
長年にわたり親しまれているADSLですが、残念ながら通信業界で縮小される方に向かっています。NTTが提供しているフレッツADSLは2023年にサービス終了が決まっています。ここからは予想の範囲ではありますが、フレッツADSL終了のタイミングで他社から提供されているADSLサービスも終了になる可能性も高いかと考えられます。
光回線が通っていない地域ではフレッツADSLが継続されるそうです。